地政学講座

日時:2022年8月3日1730‐2030(2000時終了目途といたします)

場所:三田いきいきプラザ2階

最寄り駅:JR田町から徒歩7分第1京浜右東京方向へ三差路わたりNECビル見える日比

谷通り右歩道を50メートル地下鉄三田駅出入口(A9)・WC向こう数秒

講座①「日本が目指すべき『国のかたちとその防衛・安全保障の在り方』」

時代精神の形成、国際社会における日本、100年の計、中庸国家の国際社会に果たす役割

―ジオポリティークの前提「リージョナル・アイデンティティー」―

はじめにお断りしておきます。ここでは地理学と政治/外交/軍事/経済/文化などとの関係において一般的に言う文脈を「ジオポリティーク」と、ナポレオン戦争以降、第2次世界大戦まで戦争の世紀の時代精神となった、主権/領土/国益の拡大を狙い覇権を論ずる考え方を「地政学」と呼ぶことにします。
例えば、ジオポリティークにおいて「キリスト教は超国家的現象の典型である」と言い、地政学では「大東亜共栄圏の呼称は地政学の典型的な産物である」、あるいは「ウクライナに侵攻したプーチンの戦争」と言う使い分けを試みます。

それは「地政学」は未だ学問として概念付けられ認知されていない現状にあるからであり、日本が仕掛けた大東亜戦争が地政学から生じたとして国際社会から締め出された思考
として、軍事と同様、日本では先の戦争のトラウマとなり「悪の論理」呼ばわりまでされてきたからでもあります。

今日の日本においては地政学が流行語となって何かにつけ地政学的云々と表現されているのですが、ここでは、地理学との連関において論じられ語られる文脈をまずジオポリティークと、覇権論的ニュアンスを地政学と呼ぶことにしました。
本稿の狙いは、一人でも多くの日本の方々がジオポリティークに日本の立ち位置を見出し、その時その時に形成すべき安定した平和と繁栄を維持できる日本の国のかたちをイメ
ージして努力目標を共有することにあります。
ここで得られる示唆は、諸国家それぞれが国際社会において穏やかな生存を可能とするコンセンサス形成を目指す知見を養うことになります。また同時に、日本が国際社会にお
いてどのようなアイデンティティーを有しているのか、また他国はどうなのかを再確認することで日本がどのような立ち位置にいるのかを考え、在るべき、目指すべき国のかた
ちを形成する材料を提供することにもなります。

そこでフリードリッヒ・ラッツエル(独・地理学者・1844-1904)が著した『人類地理学』(1882-1891)を地理学上のテキストとして地理学上の要素について日本がどう該当す
るのか考える手法で日本の地理学的特性(リージョナル・アイデンティティー)を観ることに致します。

対コロナの予防対策に万全をお願いいたします。

IGIJ事務局 林 拝

東京都港区芝5-18-2